2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

子供に学ぶ

「剣道場床工事 武床工舎」のサイトより引用 https://noka-tsubasa.wixsite.com/bushoukousha/blog/%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6?fbclid=IwAR2ILptm6nYA-ncPHxFTAeQmtlwVsmN3q5TGZwNszxEdX_M1cCIIaJfQRJ0 ===========…

金剛力士像

東大寺南大門の仁王像。こういった多くの人の目に触れてきたモチーフは、表情が皆の目にすっかり焼きいているので、形やニュアンスの狂いがすぐに判ってしまう。本物の仁王様は、この絵より、もっと怒っているし、もっと優しい。さらに激しく深い感情が伝わ…

和髪

絵とは関係ないが、昨日、半年ぶりに剣道をした。基本打ちを入れた本格的な稽古は、ほぼ学校卒業以来で、二十年以上ぶりぐらいだった。今年に入ってから、毎日素振りをしているせいか、体は意外とスムーズに動いたが、頭の中は学生時代のまま、体だけ衰えて…

肖像画

肖像画

絵は大きい絵より、小さい絵の方がごまかしがきかない。特にデッサンの狂いは、小さい絵の方がてきめんに判る。これは、大きな絵を制作時には、時々下がって眺めることが必要なことにつながる。 一見うまく仕上がった絵でも、縮小して表示すると、とたんに粗…

肖像画

村上春樹の「騎士団長殺し」の主人公は肖像画家だが、この人がタレる絵画のうんちくがものすごく面白い。村上春樹は絵画にも通暁していることがよくわかる。ストーリーや登場人物はおなじみのパターンだが、あの小説は一種の教養小説でもある。一度読んだ小…

ゴルフのレッスン

ゴルフ練習場に2人で来ている人たちを見ていると、たいてい腕に差があり、自然と、上手な方が、そうでない方を指導するような図式になる。 「上手な方」はそうでない方へ、肩の開きをどうしろとか、グリップの握りがどうだ、といろいろな角度からの指導をす…

本質の世界

色は考えるのが面倒だし、少なくとも自分の画の場合、色をつけたところで画面は少しも良くならないから敢えて色をつけようとはあまり思わない。長谷川等伯に「松林図」という国宝の墨絵があるが、あれに絵に色をつけても、価値は減ずるばかりだろう。日本画…

切り離す道具

外食後に入った喫茶店で、ある若いカップルがいた。女性の方が色々話しかけているのだが、男性の方はうつむいてスマホばかりいじっていた。年代を問わず、当世のカップルでよく見られる風景である。 ひと昔前なら、会話が途切れ、手持無沙汰なとき、多くの男…

意思を顕し、そして通した偉大さ

「退位礼正殿の儀」で天皇として最後のお言葉を述べられる陛下 元号が新しくなった。この改元は、新しい天皇が即位するというよりも、憲仁天皇陛下と美智子皇后陛下が退位するという意味あいの方が自分にとっては濃い。 自分は、生まれ育った「昭和」への愛…

「膝枕」からの目覚め

休日の昭和記念公園に訪れる人たちは、家族連れかカップルがその大半を占める。芝生広場では、ボール遊びなどの興じる親子や、レジャーシートの上で二人で寝そべるカップルの姿であふれている。そういったカップルの中に、たとえば女性の膝枕で横になってい…