2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

露呈したAIの限界

ひところは「AIが人間の仕事をすべてが奪って(代わってくれて、ともいう)暇になった人間はベーシックインカムで無為に(遊んで、ともいう)暮らす社会が現出する」説がまことしやかに囁かれていたが、それがいかに能天気な空想だったかを、このコロナ禍で…

一番恐ろしいこと

「一番恐ろしいのは、通貨に対する信頼が失われることだ。これが、これから多くの新興国でそれが起こるだろう。しかし、決して日本で起こしてはならない。日銀は、株価を支持するのでなく、円の価値を守ることに全力をあげてほしい。」これは野口悠紀雄さん…

レーピン「レフ・トルストイの肖像」

イリヤ・レーピン 「レフ・トルストイの肖像」 2013年に東急bunkamuraでのイリヤ・レーピンの企画展で購入したカタログを眺めていて無性にマネしたくなった。レーピンは間違いなく絵画史上に輝く世界最高の画家の一人だが、ルネッサンス期の画家や、印象派の…

コロナ洪水

ノアの方舟 コロナで全世界の9割の人間が感染か経済的理由で死滅し、1割の富裕層や権力者がノアの方舟的な生き残り方をするが、手元に残ったのがお札の紙切れだけでものの役にもたたず、その層も時間差で溶けてなくなる、というのが最悪最低のシナリオで、…

租・庸・調

ついひと月ぐらい前は、AIが人間の仕事を全部奪って人間はすることがなくなるのでベーシックインカムがどうたら・・と議論をしていたが、そのベーシックインカムの必要性がこんな形で訪れるとは。 とりあえず、今は、現金の給付が急務であることは間違いない…

ある神社の手水舎

今年1月の剣道の稽古始めの朝に、たくさんの子供たちとここで手水をとり、本殿に参拝した。ついこの間なのだが、遠い昔のようだ。

アフター・コロナ

新型コロナウイルスは百年前なら武漢の風土病で終わっていたはずで、そうはならずにこれほど世界に蔓延したのは経済活動のグローバル化に主因があるが、その結果、国々や地域や個々人の活動が細かく分断され、高いバリアーが築き上げられていくのは、一種の…

不要不急とは何か

新型コロナウイルス下で、「不要不急の外出は避けるように」と上下が叫んでいるが、人生において、真に何が必要で、何が急ぎなのか、など、容易にわかるものではない。 必要だと思っていたものがまるで要らなかったり、不要だと思っていたものが、意外に必要…

新型コロナウイルス禍

ひどい状況だし、ひどくなり続けるだろうが、爆弾が空から降ってきたり、殺し合いにかり出される本物の戦争よりは、比べ物にならないぐらいマシなのだ。これをきっかけに戦争にでもならない限り。 ただ、国家間の戦争は起こりにくいかもしれないが、テロリス…