通学路

 毎朝、自分は通学路の途中まで子供と一緒に歩く。子供は道すがら友達に会うと、たちまち自分から離れ、友達と合流し、さっさと行ってしまう。これは自分にとって、さびしいことでもあるし、うれしいことでもある。子供には、少数でもいいから、確かな人間関係を結んで、幸せになってほしいと切に思う。