2018_07_22 昭和記念公園入口付近 パステルについて

 パステルという素材は、戸外で太陽光のもとで見るときと、室内で電灯のもとでみるときとで、かなり見え方が違うようだ。

この絵は、戸外で作業していたときは、もうすこし細かい色彩の階層で表現をしたつもりだったが、自宅で改めて眺めると、そんな工夫がすべて情け容赦なくご破算になっており、あまりの平板さにとてもがっかりした。

見る時の自然光と人工光のちがいだけでなく、この画材はとどのつまりは「粉」なので、持ち運び中に色が落剝したことも考えられる。もしくは、定着液に画面の色を変える作用があるのだろうか。

それにしては、100年以上前に描かれたドガパステル画の鮮やかさはどうしたことか。これも原画は相応に劣化しているのだろうか。

それにしても、まだ色数が足りない。本当に塗りたい色で塗っていないジレンマがある。


色褪せないドガパステル画。もしかするとこれでも実物は相応に色褪せている?