子供がさる人たちからもらった花を、描いた。

ざっくりと、おおまかに感じた色をタッチしていくのがパステル画のコツ、それは頭ではわかっているのだが、手がそれを忘れてしまい、細部に拘泥してしまった。かといって画材の特性上、パステルは細密描写に不向きだから、どうしても中途半端な感じになる。

ざっくりと描くには、視界に映ったものの「解釈」が要り、それを画面に落とすテクニックの引き出しが要る。そういうものが今の自分には足らないので、とかく目で見たものをそのまま再現しようとしてしまう。

このあたりの解釈を磨いたり、引き出しを増やしたりするには、おそらく名作の模写が近道なのだろう。