仕事の「早さ」について

実際に仕事が早い人になるのは高い能力が要るが、「仕事が早い人」に見せかける方法はある。それはすぐできる仕事(手を付けさえすれば30分以内で出来る仕事)を優先してすぐにやることだ。

仕事がめちゃくちゃ早い人の特徴
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150312-00010000-dime-

以前どこかで、「仕事に優先順位をつけるな。手当たり次第にやれ」という言葉を読んだことがある。そんな馬鹿なと思うし、極端な意見だとも思うが、これはある種の真実を突いている言葉のようにも思う。

仕事に優先順位(緊急性の有無や、重要性の高低)をつけると、優先順位の低い仕事はいつまでも手を付けないことになる。目先の優先順位は低くても、「しなければならない」事実が変わるわけではないので、放置しておくといずれ爆発することになる。小さな爆発でも爆発は爆発なので、それなりに堪える。

それは文字通り「ボディブローのように」じわじわと効き、自己評価の低下、自分への幻滅につながる。自分への幻滅は、対外的なふるまいに負の影響を及ぼすことにもなるだろう。

もっともここでいっている仕事とは作業的なもので、何かをつくったりアイデアを出したりするものではない。そういう仕事(これが人間にとって本来の意味での仕事だと思うが)は、速度や効率を第一義にするべきではないし、そうなったとたんにクオリティも面白さも干からびてしまうだろう。