女性手帳

 ひょっとするとこれは、少子化にかこつけた公共事業の一種なのかもしれない。公共事業は、巨額な無駄遣いがその政策の本質であり、手帳を何千万部も印刷会社に刷らせ、郵便や宅配便会社に配らせ、ゴミ箱から廃棄物業者に回収させ、焼却業者に灰にさせれば、多少なりとも経済の血の巡りをよくする作用はあるのかもしれない。
 
 それにしても、ここまで悪評(中身については、今マスコミやネットで言われていることに自分が付け加えることは何もないので割愛する)だらけの政策が本当に実行されるのだろうか。もっとも、この政策がたち消えになったとしても、これを立案した人間たちの、幼稚な人間観と、間抜けな社会観が変わらないかぎり、いずれ似たような思いつきで、再び国民を呆れさせることになるだろうけど。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130505/plc13050511030006-n2.htm