2013-02-23から1日間の記事一覧

5月の別れ

井上陽水は、自分の中では作家の安倍公房とイメージが重なる部分がある。その感じはなんとも形容しづらいが、あえて意味不明な説明を試みれば、圧倒的な芸術的才能と、知性とユーモアが両立しているところ、とでもいおうか。この「5月の別れ」という歌は、自…

体罰と暴行の間(下)

かつて体罰が当然のこととして受け止められていた組織や社会に属し、それなりの成果や効果を挙げた経験がある人たちの中には、体罰の効用を説く人が少ならずいる。そういう人の気持ちは、そういう社会で過ごした経験がある自分にはよくわかる。しかしその成…