絵と歌

絵を描くのと、歌を唄うのは似ている。どちらも上手くやろうとすると、ダメになる。しかし、上手くやろうとしないと、それはそれでダメになる。絵も歌も、自分が意識してやれる領域はごく狭い。内部から、自分の意思とは関わりなしく、否応なしにこみあげてくるものが、上手くやるにはどうしたって必要なのだ。もっとも、人間のすることは全てそうなのかもしれないが。