2018-11-10から1日間の記事一覧

ある死生観

「ぼくの座右の銘は「一寸先は闇」。いつか原爆の症状が出るのではないかという不安から、死と背中合わせに生きてきたので、徹底的な現実主義者になりました。ぼくは、原爆地獄の中で、あまりにもたくさんの死体を見過ぎてきました。だから人間というものは…

「明治神宮」という幻想

惨き夏昭和は遠くなりにけり 今年、酷暑のある一日に、初めて明治神宮に行った。明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祀っているのだが、ここには明治天皇の御陵(お墓)はない。明治天皇の御陵は京都にある。では明治神宮には誰が、あるいは何が、あるのだろう…